研究テーマ:
降雨による減衰の影響を考慮した無線通信ネットワークの最適化に関する研究

担当者:アブラハノ・ジェマリン   


研究概要

   10GHzより上の通信帯域では、降雨によって信号が大幅に減衰してしまいます。 よって、雨による信号のフェージングはマイクロ波ネットワークを構築する上で重要な要素となります。 そして、このようなネットワークのパフォーマンスは総合的な通信可能性によって評価されます。 また、特定エリア内での一定の強さの雨による降雨減衰を予測するために、ITU-R P.838やITU-R P.530といった予測方式や減衰モデルが使われています。 その後、これらから求まる伝播ロスに基づいてネットワークの設計調整が行われます。 今までの降雨データを用いることで、違う長さや設定の通信路における降雨減衰の影響を計算することができ、より良いネットワーク設計が行えます。 本研究では、局地的降雨情報を考慮した最適な無線ネットワークの設計コンセプトを与えることを目的としています。



PDF
PPTX

研究01