研究テーマ一覧
― 降雨による無線ネットワークの減衰を考慮した圧縮センシングに基づく局所的豪雨の検出
― ESPARアンテナを用いたMIMO-OFDM
― 光TDM信号を用いた光ファイバ無線分散アンテナシステムにおけるMIMO-OFDM信号歪補償の検討
― 漏洩同軸ケーブルを用いた車両速度検出システムの検討
― OSTBCに基づく多偏波を用いたMIMO-OFDMシステム
― OFDMシステムにおける圧縮センシングを用いた低計算量伝搬路推定
― 修正Matching Pursuitを用いたISDB-Tの伝搬路推定
・センシング
― パーティクルフィルタを用いた生体内RFIDタグ位置推定手法
― RFIDタグを用いた体内腫瘍位置特定システムにおける位置・利得の同時推定法
・無線電力伝送
― 広域ワイヤレス給電
研究テーマ:
降雨による減衰の影響を考慮した無線通信ネットワークの最適化に関する研究
担当者:アブラハノ・ジェマリン
研究概要
10GHzより上の通信帯域では、降雨によって信号が大幅に減衰してしまいます。 よって、雨による信号のフェージングはマイクロ波ネットワークを構築する上で重要な要素となります。 そして、このようなネットワークのパフォーマンスは総合的な通信可能性によって評価されます。 また、特定エリア内での一定の強さの雨による降雨減衰を予測するために、ITU-R P.838やITU-R P.530といった予測方式や減衰モデルが使われています。 その後、これらから求まる伝播ロスに基づいてネットワークの設計調整が行われます。 今までの降雨データを用いることで、違う長さや設定の通信路における降雨減衰の影響を計算することができ、より良いネットワーク設計が行えます。 本研究では、局地的降雨情報を考慮した最適な無線ネットワークの設計コンセプトを与えることを目的としています。
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